正岡子規の広めた正当俳句の季語の選び方を説明しながら愛媛の俳句を紹介するブログです。

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正しい俳句の季語の選び方

三季節で使い分けることができる季語「鶯」

鶯


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三季節で季語に使うことができる「鶯」

鶯は三つの季節で使い分けて季語のすることができます。

季節ごとに「鶯」にしぼって

俳句を作ってみるのも面白いと思います。

 

冬の季語に「鶯」を使う場合

「笹鳴」「笹子」

まだ「チヤっチヤっ」とやっと鳴いているくらいの状態です。

公園や笹薮の中で鳴いている様子を俳句の季語として使うことができます。

 

春の季語に「鶯」を使う場合

「鶯」「初音」「春告鳥」

鶯2

山・林・街中等でよく鳴き声を耳にします。

鶯は誉めるともっと美しく鳴いて聞かせてくれます。

街中ではなかなか姿を見ることはできませんが

大体同じ場所に縄張りを張っているようです。

 

夏の季語の「鶯」を使う場合

「夏鶯」「老鶯(ろうおう)」

夏になると山中に移って行きます。

山中でもとてもよく通る声で

鳴いているのを聞くことができます。

 

『老鶯の まっただなかの 棚田かな』

棚田

棚田ごとに水が満たされて行きわたり

もう田植えを待つだけの状態です。

この季節になると

夏の鶯が自慢の鳴き声を村中に響き渡らせます。

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